東京都心部の土地開発を志し
2020年に設立したNKTの名称を
AXTと変更しました。
アクストと読みます。
私たちの仕事は
土にまみれた原石を見つけ、
磨き上げ、
ダイアモンドとして市場に送り出す、
そんな仕事に似ています。
理由はさまざまですが、上記の条件が多くなるほど「難しい土地」となり、多くの不動産会社は開発に乗り出すことができません。
こういった土地は一等地であるにも関わらず、荒地のままであったり、古くて危険な建物が残されていたりで、本来あるべき価格で取引されることはなく、また周辺地域も環境が変わらず土地の価格が上がらないという状況が生まれます。
土地のオーナーにとっても、近隣の方にとっても、不幸な状態が続きます。
また、このまま放置されると大きな災害の際に救護車が入れず被害が拡大することも想定されます。開発が遅れることは社会的な問題とも言えます。
AXTはひとつひとつ丁寧にその難しさを取り除き、最も相応しい形で開発し、石をダイアモンドに変えます。
設立して4年目、少人数で40棟以上のアパートの仲介を行なってきました。
その仕事で得られた経験と知見をもとにアパート開発も手掛け、3年目で1棟完成させ、現在進行中の案件が5件あります。
その過程でわかったことがあります。
不動産の領域において「三方よし」を実現するためには、数を追わないことが重要だということです。
AXTは1年で5棟しかやりません。
数を追うためには「読める案件」に取り組む必要があります。
読める案件とは「安定して供給することができる案件」です。
常に存在していて、仕事の難易度が低く、価格が高い「凡庸な土地」を対象にする必要があるということです。
売上を伸ばしていくことが目的であれば、これで構いません。
AXT が手がけるのは、都市部にありながら商品化するのにどれくらい時間が掛かるかわからない、「読めない案件」です。
読めない案件は、癖があり、手間もかかります。しかし、難しいけれど解決すると、とんでもなく価値が上がる「伸びしろがある案件」でもあります。
これはオーナーにとっても、弊社にとっても、近隣の方にとっても良いことです。
課題を解決することで、オーナーは最高の立地で「高収益の物件」を購入することができ、近隣の方は「保有資産の価値」が向上し、弊社は課題の大きさに見合った「利益」を受け取ることができます。
資金に余裕ができれば、今まで取り組んだことのない、異なる領域のより難しい案件に挑戦することもできます。
今は、自信を持って提供できるのは、1年間でアパート5棟が限界ですが、
挑戦できる領域が広がることで、「三方よし」を維持したまま、同時に、数も提供していけるようになります。
難しい案件は、1つとして「同じモノ」はありません。毎回、新しい、異なる課題を解決していく必要があります。今まで「やったことがないこと」ですので、多くの方々に教えをこい、お手伝いいただくことで、初めて求めていた満足いく質の仕事が得られます。
それは上から下への発注ではなく、横へ可能性を繋いでいく、一流の方々との協力関係です。お互いに尊敬があり、フラットな関係だからこそ、率直に意見をぶつけ合うことができ、新しい解決策も生まれます。
一方的な押し付け、指示では新たな可能性は発見できません。
横に繋がればこれまでの仕事では出会うことのなかった人たちからの刺激、発想を受け取ることができ、新たなフロンティアを開発する難しいけれど価値ある仕事につながると信じています。
先に何が待っているかわからない。
こんなに楽しみなことはありません。
東京都心の効率的に活用されていない土地の価値を高めたい。
関わる人が全員納得でき、豊かになれる仕事をしたい。
大袈裟ですが、それが私たちのポリシーです。